朝の過ごし方

2021.03.27.

朝は「デトックスの時間である」と聞いたことはありませんか。
アーユルヴェーダでは、理想の朝の過ごし方があります。それらは心身を浄化し、1日を快適に過ごすことができます。
なぜなら、アーユルヴェーダは私たちの心身に毒素を溜めないことを推奨し、その方法が明確に示されているからです。まずはいいものを取り入れることより、排出することを重視します。よって、朝食を食べる前に行うことがたっくさんあります。
アーユルヴェーダ的な1日の過ごし方を「ディナチャリア」と言います。

今回は朝に焦点を絞り、心身の浄化方法をお伝えします。

朝の過ごし方

理想の朝の過ごし方

先ほども書きましたが、アーユルヴェーダが推奨する朝の過ごし方はやることが本当に多いです。
最初から全て行おうすると継続しません。
アーユルヴェーダの基本の考えである’徐々に生活を変える’ことを念頭に置き、できることから生活に取り入れてください^^

起きる時間

早寝早起き。朝は日の出までの時間(5:30~6:00)に起きます。
なぜなら、起きる時間によって体を重くさせるからです。(アーユルヴェーダの時間の法則は別の記事に書きます。)
起きたら、寝起きの状態を観察します。身体は軽い、重いか?スッキリ置きれたか?などです。
胃が重ければ、食べ過ぎや消化負担になっていますし、体にはだるさがあれば動きすぎかもしれません。朝の目覚めの状態は自分を知るバロメーターとなります。
元気のバロメーターは、「ぐっすり寝れて爽やかに起きることができたか」です。

部屋の換気

空気の入れ替えを行います。冬は寒くて大変に感じるかもしれませんが、シャッキと目が覚めます。

舌の浄化

まず舌の観察をします。白や黄色い苔がついてる場合は、老廃物が溜まってます。舌はこれらの苔がなく、ピンク色が理想です。舌苔の原因は、食べすきや胃の調子が悪い場合です。舌を観察することは、体調や知ることと、食事内容の見直しに役立ちます。

舌苔は、大きめの金属スプーンやタングスクレイパーで除去します。舌を優しくなぞるようにして、舌苔を除去します。市販で1500円くらいで、ひとつ持ってると長い間使えます。一度使うと手放せなくなります。

ゴマ油うがい

香りがない白いごま油を一度加熱処理し冷ましたものを口に入れて、グチュグチュします。1~5分程度。終わったあとは、ティッシュに包んで捨てます。
口の中の雑菌が少なくなり、口臭予防の期待ができます。

白湯

口腔内が綺麗になったら、座って落ち着いて白湯を飲みます。(白湯の作り方の記事もあります。)
朝の白湯タイムは気持ちを落ち着かせます。また排出を促し、消化力を高めます。

排便

朝の排便は理想ですが、1日の間で行えたら良いでしょう。

鼻洗浄

鼻づまりがある方や春の花粉症になる方にオススメです。
ロタという鼻の洗浄器にお湯と天然塩を小さじ1杯入れます。それを顔を横にして鼻の穴から注入し反対側から出します。

アヴィヤンガ

朝に温めたゴマ油でオイルマッサージをすることは、消化力を高め、気持ちを穏やかにしてくれます。
体が重く感じる方や春は、ガルシャナがオススメです。絹の手袋でシャッシャッとマッサージします。

体の浄化

アヴィヤンガが終わったあとは、入浴かシャワーを浴びます。

朝のヨーガ

寝てる時にこわばった体を整えます。オススメは、ヨーガの基本である太陽礼拝です。動画を用意しているので取り入れてください。
ヨーガのあとは、呼吸法や瞑想を行います。

朝食前の散歩

全身をバランスよく動かすものが理想です。早歩きは適していて、20分歩くと良いです。

朝食の前にショウガを摂る

食事前後に「いただきます」「ごちそうさまでした」の挨拶をして、食事時間のメリハリをつけます。
また食事前にショウガのスライスに塩とレモンをかけてかじると消化量が上がります。
カファ体質の方は朝食を抜いても構いません。

まとめ

アーユルヴェーダは朝、推奨してることがたくさんあるのがお分かりいただけたでしょうか。
これらを全て実践するのが理想です。しかし、すべて行おうとしてストレスになることは避けたいです。まずは、「朝、すっきりと目覚めるために」、夜はスマホから離れ、ゆったりと時間を過ごし早く寝る、夕飯は消化の良いものをいただく、ことを行いましょう。その後、余裕のある朝を迎え、上記の浄化法を1つづつ生活に取り入れてみてください^^これらはすべて効果をすぐに感じられることでしょう。